塩カル対応の結束バンドについて

結束バンドは以前はホームセンターでしか見かけませんでしたが近年は身近な場所でも良く売られていて、コードを束ねたり簡単なDIYや園芸で支柱を接続するのに使ったりされています。

しかし、結束バンドの素材について気にする人はほとんどいない様に思われます。器具を固定したりコードを束ねるなど室内で使用する場合は気にしなくても良いのですが、屋外で用いる場合には何で作られているかを確かめて使う必要があります。

海に近い沿岸部に住んでいる場合や融雪剤や凍結防止剤を散布する機会の多い降雪地帯や山間部では塩分を多く含む風や雨の影響を受けて腐食やサビを発生させる被害に遭う可能性が高い地域です。このような塩害がひどい塩カル環境の地域ではサビなどの他にも様々な素材のものが早期に劣化することで知られています。結束バンドも塩カル非対応のものだと切れてしまって大惨事を招いてしまう恐れもあります。

とはいえ、塩カルに耐久性のある結束バンドは一般的には普及もしていませんしそれほど重要視されていません。大惨事を招く恐れのあるようなことに使用しないことも一つですが、上記のような地域で、例えば自転車のかごを結束バンドで取り付けて使用している場合は劣化が通常よりも早いので1年に1回など定期的に交換をすることをお勧めします。インフラ工事などでケーブルを保護するために使う場合は塩カル対応に加え、さらに高い耐熱性や引張強度を持っているものを使っています。

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