結束バンドの塩害について

日常生活にも大きく影響するものの1つに塩害と結束バンドがあります。

まず、塩による害は、主に海沿いの地域で発生することが知られています。一方、他にも起こるケースがあり、例えば、温泉地や凍結防止剤が撒かれる道路等でも発生します。問題になるのはインフラ工事に用いられているケーブル等への影響があり、固定をする結束バンドも塩害を受けることになります。また、凍結防止剤の場合には車にも大きく関係し、車両下回りケーブルの結束に使用されているケースが該当します。

塩による影響に関しては、これまでは、ケーブルであれば耐塩害素材の使用、ラックや配管等であれば塗料による対策が用いられてきました。しかし、結束バンドは通常品が用いられるケースも多く、この場合、劣化が進んでしまうと脱落などのトラブルへとつながることになります。塩害の可能性が考えられる場合には結束バンドも耐久性のあるものを使用する必要があり、現在は作業現場に合った様々な製品が販売されています。

製品を購入する際にはグレードがあることを理解しておくことが大切です。耐候グレードであっても紫外線以外には対応できない製品があり、場合によっては短期間で破断を起こす可能性があるために注意が必要になります。塩害に対応できる結束バンドは用いられている素材が異なり、一般的には8年前後の寿命があるとされています。また、製品によってはナイロン系ではなくステンレス素材を使ったものもあり、この場合にはさらに長い期間で使用することができます。

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